今年のキーワードは『方言』?

2018年01月30日

昨日家に帰ると届きものがありました『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子著、芥川賞受賞作ですね。今月中旬の受賞のニュースで本の内容を知りましたが特に興味も有りませんでした... 先週にお目当ての本を買いに本屋へ行くと『おらおらでひとりいぐも』は増刷待ちで2月初旬の入荷予定です、同時受賞の『百年泥』と直木賞の『銀河鉄道の父』は平積みで数十冊ありました。帰りの車中... やっぱり気になって帰り道の違う本屋へ入りましたが入荷待ち、そして仕事帰りに“小さい本屋さんならあるかも”と期待して銀座商店街の本屋さんへ行くも2軒とも入荷待ち、アルプラの本屋さんも入荷待ちです。こうなったら止まりません、無駄に本屋さん巡ってもダメなので家に帰ってネット注文です、けどしかしアマゾンも楽天ブックスも入荷次第発送... こうなるとますます欲しくなりヤフオクを見る、定価の300円高で落札... それが昨日届いてました!

読む前は特にジャンル的にも内容的にも興味がある訳でないので内容押えながらのパラパラ読みでしたが... 次第に確り読みしながら昨晩一気読みでした。

我々世代的にあきません、年代的にも当てはまり自分の環境と照らし合わせてしまいます... 主人公桃子さんの繊細さや力強さこれからの人生の考え方を知ると、境遇や環境は違えど自分の母親はどうかと考えてしまいます、いろいろ考えさせられる作品です。

今朝は、母ちゃんに会いに行ってから出勤しました。一言で言うとそんな気持ちになる作品です。

 

作者が東北出身なので文中の語りも東北弁です想像通りの東北弁で描写も上手く読み込むうちに理解度も高まります、今年の大河『西郷どん』もキツイ薩摩訛りですし今年のキーワードは『方言』かも知れませんでごわす!