『夫のちんぽが入らない』

2018年03月08日

このブログでもちょくちょく書く本ネタですが、ここ最近ブログに書くくらいの印象に残る作品に出会っていませんでした... こんな時の本の選び方は、人からお薦めの本を聞いたり著名人がとかあの人がとかが読むん本を買ってみたりもしますが、表紙買いとか題名買いも思わぬおもしろい作品に出会える事も有ります。

そんな感じで先日買ったのが表題の本、こだま著『夫のちんぽが入らない』なかなかレジに出しづらい本でストレートな題名です、これだけを見ると生々しい性描写かと思いますが... と思わせといて純文学的な仕上がりになってるとか... 読み終るといろいろ考える?考えさせられる?作品です。性に関して酒の席とかで罪の無い程度で面白おかしくはしゃべりますが、こと夫婦間の日常的なそんな話をする機会はありません!考え方がネガティブな方向へ、暗い暗い方向へ進んで行ったり自虐が多かったりするのも気にはなりましたし語り口や描写に軽さが感じるのは内容が重いからそうしてるんでしょうか... なんで入らんのかをもっと掘り下げて欲しかったですが、夫婦の関係性とかお互いの愛し愛され方とか、肉体的や精神的繋がりの大切さとかを教えらえる作品です。

けどまあ、題名に惹かれてと言うか興味だけで買った本でしたが題名と感想がこんなに反比例する作品は久々でした。