相続パート5

2013年10月21日

相続パート5

 

このブログで相続問題に関することも話題にしてきました。。。が...相続に関することばかりで相続のお話をしておりませんでし

 

た...いわゆる相続税がかからない相続です。これが厄介な時があるとしたらどんなケースでしょう・・・見てみましょう。

 

Aさん(定年まで会社員)は奥さんと子供さん3人(a長男b長女c次男)を残して天国に旅立ちました、Aさんの資産は自宅不動産(固

 

定資産評価額及び路線価格2000万円、住宅ローン返済済)と預貯金(1000万円)合わせて3000万円でした、現行の法律では、

 

このケースの場合、総資産9000万円までは非課税です(平成27年以降5400万円)。なので相続税はかかりません。。。

 

よくあるパターンではないでしょうか?法律に照らし合わせると遺産分割協議はこうなります。。。 

 

妻1500万円、a500万円、b500万円、c500万円です。。。 おそらく家族4人で話合えば『はい、そうですね。』なんですが...

 

aには怖い怖い奥さん、bにはしたたかな旦那さん、cにはaの奥さんより強烈な奥さんがいます。

 

これを各自持ち帰り話をすると...aの奥さんは『うちらはお義父さんの介護を10年もしてきたんよ!!それなりのお金も出してきたし

 

時間も費やしたんやで!!』 bの旦那さんは『aは家を買う時にお義父さんからかなりの資金援助を受けてたやろ』 cの強烈な奥さん

 

は 『あんた、何のんきなこと言うてんの家のローンまだ30年もあんねんで!!』 と... こんな調子...

 

きっちりと法定相続分にすると家の売却が絡んできます、奥さんが住まいされるのでそんな事は出来ません、これを機会に同居を始

 

めようと考えると...そこには各家庭の事情が山盛りです...

 

なんかテレビドラマにこんなんありますよね、これに近い事がここ最近増加しているようです。

 

平成18年の統計ですが、最高裁判所「司法統計年報家事事件編」を見てみますと。。。

 

遺産額から見た遺産分割事件数割合ですが、遺産額1000万円以下が全体の28%、1000万円以上5000万円以下が43%、残

 

りの23%はそれ以上、残り6%が不明となっています。。。5000万円以下のケースが全体の71%なんです、あくまでも裁判所に

 

持ち込まれた割合ではありますが。。。 昔の人は言いました...『お金持ちケンカせず』 なんかこれが当てはまりそうな感じですが...

 

ではなさそうで。実際に資産をお持ちの方は、ある程度の準備をされているのも事実だそうです。。。

 

『うちにはもめる様な財産なんかないし。。。』と思いの方が意外と泥沼劇を繰り広げる可能性もありますし、別居してきた前妻の子や

 

前夫の子が登場してくると・・・   ・・・です。。。

 

昨年から相続セミナーに1ヵ月に1回程度出向いています、その中で講師の先生がよく言われるのが...

 

『相続が争族とならない為の事前対策が必要です』 とお話されます。。。  本当に早いに越したことはありません。

 

弊社では、遺言の方法やアドバイス、エンディングノートの書き方に至るまであらゆるご相談を相続診断士が対応しています。又、

 

必要な場合は各専門家の司法書士さんや税理士さんへの橋渡しもしております、お気軽にどうぞ。。。

 

よろず相談所からメールでもO.K.ですよ。。。