業界のルール。。。

2013年11月09日

業界のルール。。。

 

昨晩から今日にかけてこんな事がありました。ルール無視の不動産業者に怒りが込み上げてきた瞬間でもありました。。。

 

今年の3月にご相談を頂き中古住宅を探し始めたお客様がおられ、いろいろとご紹介させてもらいましたが縁がなく話は進みません

 

でした。ところが…条件がピッタリ合う物件が出てきました。。。その物件は、残念ながら当社が所有者さんからお預かりしている物件

 

では無く、所有者さんがお住まいされている他県の不動産屋さんが預かられている物件でした。。。その不動産屋さんから物件資料

 

をもらい、即日お客様にご紹介。お客様も見学したいとの事で、正規のルートで物件の案内アポを入れていざ見学。。。お客様も前向

 

きに検討したいとの事。ありがとうございます、大きな買い物ですよくよく考えて下さいね。。。

 

それから数日の昨日にお客様から電話。。。

 

お客様 『小川君!!あの物件話進めてほしいんやけど、値段もうちょっと安ならんかな』って事で購入申込を頂きにお客様宅に訪問!!

 

訪問前に先方不動産業者さんに当社のお客様より購入の意思がある事を伝え物件の有無と価格交渉が可能か話を聞いてみる。

 

先方業者 『申込入れて下さい、入れて頂ければ交渉します、だいたい端数くらいであれば頑張って交渉します。』

 

私 『そうですか、そしたら端数を切った申込になるかもしれませんが宜しくお願いします、申込書の書面はうちのでいいですか?』

 

先方業者 『いいですよ。』  ☎ 終

 

不動産の購入に関しては、価格交渉が有る場合でも無い場合でも購入意思が固まった時点で条件面や希望を記載した購入申込書

 

を書面にして発行し購入希望者さんにサインを頂きます。(業者さんによっては買付証明書とか呼び方は変わります)

 

そして、訪問して購入希望のお客様より購入申込書を頂きました、端数という事でしたので30万円の価格交渉となりました。。。

 

売主さんゴメンナサイ。

 

お客様とも今年の3月のお出会いからの昔話に盛り上がりました。。。帰社後… 先方業者に申込書をFAX… この時点でPM4:45

 

ほどなくすると先方業者より ☎ 有

 

先方業者 『お客様の連絡先教えてください。』

 

私 んっ!! 『何か連絡されるんですか。』

 

先方業者 『いえいえ連絡はしませんが、当社の申込書には書いて頂く欄がありまして…』

 

私 『そうですか、そうでしたらお客様にお電話番号をお伝えする了解を取ってからお伝えしますね。』 ☎ 終 

 

その後、お客様に了解を取り先方業者に教えました。その後、先方業者さんに引渡しの件で伝えたい事もあり電話をするがつながら

 

ない、この時PM5:05再度PM6:00電話するがつながらない…ので伝えたい事はFAXで…送付。

 

なんだかなぁー って感じ。。。 そして帰宅前にもう1回電話つながらない...

 

帰宅後晩ご飯食べてると。。。 携帯に会社からの転送電話、『業者やっとかけてきょった!!』って感じ…

 

私 『ありがとうございますスマイル不動産コンサルタントでございます。』

 

お客様 『○○です。(今日に購入申込を頂きましたお客様)』

 

私 『今日はありがとうございました、どうぉしゃはったんですか?』

 

お客様 『さっき○○○○○○○(申込を入れた先方業者)から電話がありまして。』

 

以下お客様と先方業者との会話をお聞きした話で再現してみます…

 

先方業者 『価格交渉は無理でした、定価での売買は無理ですか?』

 

お客様 『スマイルさんと相談して返事します。』

 

先方業者 『そうですねスマイルさん通されるんですね、スマイルさん通さずに当社から申し込みを入れて頂きますと価格交渉も可能

 

ですしスムーズに進みますがいかがですか。』

 

お客様 『スマイルさんと相談します。』

 

先方業者 『スマイルさんには内緒にしといて下さいね、話されるとお客様もこの物件購入できなくなりますよ。』

 

こんな会話を15分くらいしたそうです。

 

この手の話は不動産業をやっているとちょくちょくあります、業界用語で 『飛ばし』 と言います。会社員時代も何度も経験しました、

 

昔は多かったです。顧客を取ったとか取られたとか...物件を取ったとか取られたとか... くだらん話ですが悲しいかな全て自分

 

目線、業者目線なんですよねぇ↓

 

こんな時に私が一番に思うことは、個人のお客様には絶対に迷惑をかけられない。。。このとこだけです。。。

 

以下お客様と私の会話。

 

私 『そうなんですか、お電話ありがとうございました、○○様に(お客様)不動産業者間の嫌なところをお見せした感じですね、すい

 

ません。先方業者とも話して明日には経過説明します、なんか変な感じですよね、すいませんでした。』

 

お客様 『こんなんあかんわな、うちとこが小川さんとこ通さんと物件買う事ないから安心して。』 ☎ 終

 

ありがたきお言葉、本当にありがとうございます。

 

 

アクセル全開!!! 漫画みたいに鼻から白い息が出てきそう。頭からプチプチって聞こえてきそう。血圧高めな

 

ので冷静に冷静に、トイレに行ってから水飲んで、電話電話!! やっぱ出よらん!!! 

 

幼稚な飛ばし行為にアホらしくもなるし呆れるし腹も立ちます。悲しくもなります。。。今晩寝れるかなと思いましたが、布団に入ったら

 

案外早かったです。。。

 

翌朝出社して電話。

 

私 『スマイル不動産です、昨日購入申込のFAXの後に引渡しの件をFAXしといたんですけどぉ』

 

先方業者 『見ました。それで価格交渉の件なんですが、難しそうなんですよ、端数はいけると思ったんですけどすいません。』

 

私 『そうなんですか無理ですか、仕方ないですよね。それより、昨日そちらから○○様に電話されましたよね。』

 

先方業者 『・・・・・・』   無言て分かりやすい人やなぁ

 

私 『電話されましたよね。』

 

先方業者 『・・・・・・ えっ・・・あのぉ~電話ですか、いやぁ知りませんよ。』

 

私 『社名だけ言われて名乗りもせずに、うちを飛ばす電話を入れられてますよ。』 冷静に…冷静に…

 

先方業者 『Д∥ЮΘЖ*◆@:*』 しどろもどろ

 

私 『代表者の方おられますか?』

 

先方業者 『・・・が・が・外出してます。』 

 

私 『代表者さんか、電話された営業の方に折り返し電話頂けますか、今のお電話口の方が電話された訳では無いですよね』

 

先方業者 『いえしてませんが』     事前にHPで営業マンは何人か確認済みですがあえて・・・

 

私 『営業さんは多いんですか?大規模ですと確認も大変でしょうが...何人さんですか?』

 

先方業者 『・・・営業するのは2名です。』

 

私 『それでは今確認して頂けます。』

 

先方業者 『・・・外出してますので…』

 

私 『そうなんですか、お電話口の方は営業ですか?』

 

先方業者 『・・・・・・はい』

 

私 『そしたらもう1人の方に確認して下さい、もう1人の営業さんはお名前なんて方ですか?』

 

先方業者 『・・・・・・しゃ・社長です。』

 

私 『お宅様が電話をされてないという事は社長さんがされているんですか?って事は会社の方針として“飛ばし”行為をやられてる

 

んですか?』

 

先方業者 『・・・・・・』  電話が故障かと思うくらい無言…とにかく会話にならない。糠に釘状態。。。

 

私 『とにかくお電話お待ちしています。』 ☎ 終

 

―――電話は朝から約10時間後・・・先程の午後7時頃――― 

 

先方の社長さんから電話がありました、会話形式にすると延々と続いてまうので簡単に。。。開口一番こう言いよった!!

 

『いやいや、すいません、うちの従業員がご迷惑をおかけしまして、業者間のルール無視したみたいな形になってしもて、本人は一生懸命やっとるんですけど、新人なもんで分からんままやってたみたいですゎ、価格の方もなんとか交渉しますので話進めましょか。』

 

はぁ!!それはお客様が決める事!!! 私の頭から湯気出てました。。。 冷静に…冷静に… こんな時の方法はおおまかに4通り。

 

①ルールとは何ぞやを理詰めでコンコンと教える。

②即効電話を切ってこんな業者とは縁を切る。

③宅建協会に相談して所属団体から注意を促す。

④『そうですね』と言って取引を進める。

 

当然① それから ② 

 

しかし、一番ご迷惑をかけられないのが、今回申込を頂きましたお客様です、その日の晩遅かったのですがお伺いしました。

 

状況説明し、何故こんなやり取りになるのか、業界のルールや取引の流れなどかみくだいて説明させて頂きました。。。

 

お客様からのありがたいお言葉も頂けありがとうございました。これ以上の物件を探してきますのでお待ちください、必ず見付け

 

てきます、物件的にも条件面でも納得して頂けてこっちの方で良かったと言って頂ける物件を必ず見付けてきます。

 

しかし、今回の物件の所有者さん(売主)のお気持ちを考えると複雑ではあります、おそらく売主さんの知らない所でこんな事があっ

 

たのですから…その不埒な業者が預かっているとはいえ売る意思があり販売活動をお願いされているのですから、でもこんな不動

 

業者がある事も事実。。。うちでは今年分っているだけで3例目、直近では9月にありました。。。

 

こんな現場で起こっている事から業界が変わって行く事を願うのと同時に変えて行く為の行動をして行きます。