大手不動産流通業界(不動産仲介業者)の…
2014年02月23日
大手不動産流通業界(不動産仲介業者)の本音!!!!!と言うか裏側?闇??
突然ですが...不動産屋さんのイメージってどうでしょう???『なんか入りづらい』とか『しつこい営業されて買うって言うまで帰し
てもらえんの違うやろか』とかってありません???ましてや不動産や住宅業界はグレーで分かりにくい部分も多いですよね、こん
な時ってみなさんどうされます?今はネットで検索して検討してから不動産屋さんに連絡って感じですけど、ネットだけで購入を決
める事は出来ませんし不動産屋さんに出向くこととなると思います。やっぱり大手不動産屋さんに行かれるのではないでしょうか、
大手やったら安心ってやっぱりあります?よね!一般のお客様にとってこの分からないこのの多い業界の中で大手さんは信用でき
そうな業者さんに見えます!?大手さんもこの心理を応用したTVコマーシャルやイメージ戦略に力を注がれます。不動産を買う時も
売る時も、特に売る時なんかはその傾向は強いようです、我々の様な小社とは比較にならないくらいのお客様からの問合わせ数だ
と思います。。。そこで今日は、不動産を売る時に焦点を合わせたいと思います。。。
私自身も、財閥系や電鉄系の大手ではありませんが全国で80店舗ほどの規模の不動産流通会社に15年在籍しておりましたので
実感というか事実です。。。
不動産仲介業者の生命線は物件です。売り物が無ければ商売になりません、土地の開発業者や不動産の買取業者からの物件も
市場にはありますがこの物件は、業者間の取決め等の特殊な場合を除き、言うなればどこの不動産仲介業者でも取り扱いが出来
る物件です。これよりも自社しか取り扱えない物件を集めることに全力を注ぎます、ここでは一般のお客様が売却される土地や家を
なんとか自社物件として獲得したいという事です。この点に関しては私もそうです、個人様や不動産業者様問わず当社オリジナルを
目指しています。ちょっとここで不動産を売る時の簡単な流れの説明です。。。
①お客様から連絡をもらい査定に出向きます。
②査定などに基づき販売価格などを決めて三種類ある媒介契約(不動産を売る事に同意する契約)の形態を選び売出スタート。
③販売活動はネット掲載に広告などをしてアピールしお客様の案内をし交渉などをして行きます。
④交渉を繰り返し成立すれば売却の契約に至ります。
これ超ざっくりですがこんな工程で販売をしていきます、ここから少し掘り下げてみたいと思います。。。
先ず、査定を頼む時にお客様は不動産屋さんに1社のみにお願いされる事は少ないと思います、最低でも2社もしくはそれ以上に連
絡されると思います。ここで大手さんはこう言ってくることが多いです『私どもでしたらもっと高く売ってきます!!』それはそれはTVCM
を流し知名度では抜群でそこからの集客力、大手という安心感これらがなんか特別な力があるかのように言われます。ほんまに高
く売れるんやったら大歓迎ですけどね!!けどけど、いくら大手不動産屋さんといえども不動産を買われるお客様の意志や気持ちまで
操ることなんか絶対に無理です、無理ですよね。超ウルトラスーパーミラクルでスペシャルエクセレントラッキーがあれば別ですが、
そんなの絶対無理です。しかし、多くのお客様は大手への潜在意識からか大手不動産屋さんに依頼されるケースが多いのです。
ここで一つ疑問がわきません???『そんな高い物件を預かっても高いし売れへんやん!売れんかったら商売にならんやん!!』です
よね...実はこれ違うんです。
大手はこうやって物件を増やします、媒介契約をして物件を預かりますこれに経費ってそんなにかかりません、一番怖いのは“当て
物に使われる事です”当て物→決めたい物件を決める為の引き立て役物件。そういう使い方をしておいて、売主さんには物件案内
はするのですがなかなか決まらなくてスイマセンと…責任逃れをアピールする、次に売主さんにこれだけ案内して決まらないのでそ
ろそろ価格を下げましょうかとの提案これを2回も繰り返せば相場の適正価格になりました、これを繰り返し相場以下で取引される
物件も多数あります。売主さんにすればもっと高く売ってくると踊らされ依頼したものの、売れずにそれも不動産の需要期に高値で
出したが為に売り逃し結局相場の1割ダウン実はこんな話ザラなんです。。。ほんまやったら早い段階で高く売れていた可能性
があると思うとこのやり方は許せません、これってお客様が大手不動産業者の餌食になってしまってるって事ですよね。。。
大手さんがすべて上記の内容という事はありませんが不動産仲介業は仲介なり売主なり物件を集めて初めて商売が成り立っています。。。