千三屋。。。

2014年03月02日

千三屋。。。

 

その昔、私が会社員時代・・・分譲宅地を手掛ける開発業者さんの依頼で用地買収のお手伝いをしていました・・・

 

不動産屋さんがいきなりピンポーンと来て『田んぼ売ってください!!』『はい、売りましょう』とはいきません...中にはインタホン越し

 

に○○不動産ですと言っただけで『結構です』とバッサリって事もいつものことですし、いきなり行っててはまとまる話もまとまりませ

 

ん。。。分譲宅地の用地買収は農地である事が多く田植えの時は差し入れをし、収穫時期は稲刈りのお手伝いは当たり前です。

 

私の場合、小さい時から二十歳ごろまで家の田んぼの手伝いしてましたから要領はバッチリです

 

そんなこんなで地主さんとコミュニケーションが取れるようになると地主さんが地主さんを紹介して頂けるようになります、実はこうな

 

ると用地買収の話は早く進むことが多いです、大規模な開発となると地権者が何十人という話も珍しくありません。こういうケースに

 

なると地主さんが地主さんを売買に向けて説得をしてくれる事もあります、助かります。。。すべてがすべてではありません、田んぼ

 

を相続で取得され小作せずにそのままとか小作は人任せとかいろいろです、所有者さんは遠方にお住まいとかも多くそんな時は、

 

用地買収に出向きます、先ずはご挨拶と当方の意向を書面にて郵送、電話番号案内で分かれば電話入れますがこのご時世104

 

の案内拒否は多くそんな時は訪問です。その時の会話...

 

ピンポーン 私 『○○の小川と申します、以前にお手紙させて頂きました件でお伺いしました。』

 

ドアがガチャ 初老の紳士が出てきていきなり 『君たち千三屋(せんみつや)ごときに売る土地はないっ、ましてや先祖から土地は

 

絶対に売らん』ドアバン!!

 

千三屋の後に『ごとき』まで付いてました...その時、若気の至りもありはらわた煮えくり返った記憶があります。。。

 

千三屋...この時、久々聞きました...千三屋とは不動産屋を指してまして...意味はこうです、不動産屋が1,000回ものを言ったら

 

本当のことは3つしかないという事。。。後の997は嘘だという事です...

 

今日なんでこんなこと書くかといいますと。。。

 

このブログにも何回か登場して頂いているいつもの地主さんがご来店、いつもは隣の調剤薬局さんの帰りなのに...今日は日曜日

 

薬局休みやのにと思いながら...

 

自動ドアがウィーンと開くなり『おぉ!!千三屋、にっちょやのにお客さんいやせんがな』標準語ではこうです...『こんにちは、スマイル

 

コンサルタントの小川さん、今日は日曜日なのにお客様は居られないんですね。』となります。。。

 

丸い顔を更に丸くして満面の笑みで言って頂けると嬉しいものです。。。ちょびっと昔を思い起こしました...