リバースモーゲージを考えてみる。。。
2014年04月12日
リバースモーゲージを考えてみる。。。
今日の毎日の2面にこんな記事が、『65歳以上世帯4割超41道府県2035年推計』。。。世帯主が65歳以上の世帯の割合が41道
府県で40%を超える。ということなんです。ちなみに滋賀県は、2020年に34.7%、2035年に36.8%です、滋賀県の特に南の方
は京阪神のベットタウン的な開発が進み現在も進行していますので他府県と比べるとスピードは遅い感はありますが、晩婚化未婚化
に始まり少子高齢化の波は確実に進んでいます。そこで、表題の件を考えてみたいと思います。。。
リバースモーゲージ。直訳するとリバースは反対とか逆とか、モーゲージは担保とか抵当とかです、反対の担保???となりますが
少々荒っぽい言い方をしますと、『自宅を担保に入れて毎月定額を受け取る年金』こんな感じです。。。これ借金は借金なんですが、
昨今の公的年金をはじめとする社会保障への不安を解消できる策でもありますがまだまだ見直しが必要だと私は考えています。
もう少し掘り下げてみますとこうです、一般的な住宅ローンは土地建物を購入時にローンの実行があります、その後に毎月ローンの
返済をしていき融資残高を減らしていくというパターンです。これに対して、リバースモーゲージは逆で毎月一定額のローン実行を受
けます、毎月融資をしてもらう訳ですから融資残高は増えていきます、その後、契約終了時に一括返済をするという仕組みです。
つまり、天国に旅立った時にその家を売却して返済をするという訳です。。。はたまた幸いなことに長生き出来たとします、設定額満
額になれば毎月の融資はストップしますが自宅を強制的に売却されるとかの心配はありません。しかし、勿論ですが金利は払わない
といけません。もう一つの融資方法としては、元金返済のない借入が出来る事です、まとまったお金が必要な場合はこれが役に立ち
ます、担保に見合う額を一括で借り入れをしても元金の返済は天国に旅立ってから自宅売却した時に返済ですから、自宅の売却を
しなくてもまとまったお金を準備する事が出来ます。勿論ですが金利負担は有ります!!リバースモーゲージのメリットとしては、老後
の生活不安や医療費負担増が軽減されること。又、自宅の売却をせずに資金調達が出来る事が上げられます。ハッキリ言ってこの
二つだけです。デメリットは、金利上昇リスクです、貸出しは変動金利です金利が上がれば利息が上がります。次に、担保不動産の
価値下落リスクです、担保評価が下がれば早期に融資ストップです、一括借入の場合は担保割額の元本返済を求められる場合が
あります。次は長生きリスクです、皮肉なことに長生きイコール金利負担です。。。
日本ではまだまだリバースモーゲージは馴染みが有りませんが、欧米ではかなり浸透しているようです(なんか納得ですよね!!)
取組まれる金融機関もまだまだ少ないですし、地方自治体や民間企業で取組まれているケースもありますが一般にはまだまだ浸透
していません。今の時代は昔と違い子供の為に財産を残すという考えは古いのかもしれません?これも選択肢の一つとしてどうでし
ょうか。。。けどしかし、メリットとデメリットのバランス悪すぎますよね、私はそう思います。。。
今日の追記。。。
ブログクレーマーの先輩、○○社長から着信... でてみたら案の定クレーム!!『死んだら相続人が元金返済したら家を売らんで済む
わな、そのへんちゃんと書いとかなあかんのとちゃう?』 その通りでございます。。。m(__)m
今日のブログ更新して2時間ちょっと... うれしいやら... うっ○○○いやら... 大先輩、ご忠告ありがとうございました。。。