自分の器の小ささ。。。
2015年08月02日
自分の器の小ささ。。。
おはようございます。昨日の花火いかがでした、私は遠目で観賞させてもらいました。。。彦根観光協会さんでは昨日の花火大会は
『彦根夏の陣』の第2弾としてPRをされていました、ちなみに第6弾まであります。第1弾は7/26に彦根ゆかたまつりがありました、
第2弾は昨日の2014彦根大花火大会で、第3弾は8/3サマーナイトフェスティバル、第4弾8/3~8/8彦根七夕まつり、第5弾8/6
彦根万灯流し、そして第6弾は彦根ばやし総おどり大会で締め括りです。彦根、盛り上がってます。。。
8月最初の週末1日目は案内から始まりまして、あっちへこっちになんで朝のうちにブログ更新です。
我々不動産仲介業者の仕事に物調ってのがあります、その昔駆け出しの頃、先輩から物調に行って来いと言われて疑うことなく物件
の調査に出かけました、帰社して報告すると... 『おまえアホか、物調っいうのは業者訪問の事や!!』と怒鳴らて...物調… この業
界ってか勤めてた会社の常識では、物件調査は略して調査で物調とは、物件調達の略なんです。物件の調達ですから不動産屋を
訪問し仲介可能な物件を預かってきたり現状販売中の物件価格を下げてきたりするのが主な業務内容です。。。私自身も、もちろん
今でも業者さんにはお伺いして物調は欠かさずやってますが、昔と比べると頻度は低くなってしまいました…情報交換したり、バカな
話や昔話に花が咲いたりいろいろです。。。
少し前の話...物調ってやってますと行きやすい馴染みの業者さんに偏る傾向があります、たまにはご挨拶も兼ねて行ったことの
無い業者さんに出向くこともしばしばです。先日初めての不動産屋さんにアポ無しでお伺いしましたら、シュッとした今どきの営業マ
ンさんが出てこられしばしお話をしてますとエンドユザーから預かった物件があるとのこと、しかも売れ筋の○○町中古物件...
しかし残念ながら今は資料がなく明日FAXで送りますとのこと、あくる日楽しみにして待ってても送られてこない、せかしても営業マ
ンさんも気分良くないでしょうし… あくる日の朝出社しても届いてない、もしかしてメール?届いてない。なんかイレギュラーがあっ
たんかな、仕方ないな… 2日たち3日たち一週間くらいしてから、電話がありました『先日お話してました物件の資料が出来ました
ので今からFAX流します』とのこと、律儀に電話くれてありがとうって感じ、送られてきた物件資料は話してた○○町ではない物件…
しかも昔からある物件… これは、教えたらなアカンと思いまして...
私 『FAX届いたんですが、先週話してた○○町じゃなかったですよぉ、前にレインズから取った○○町でしたよ。』
シュッとした営業マン 『あっスイマセン、送り直します。』
その後、1時間くらい後にFAXは届かず電話がありました...
シュッとした営業マン 『スイマセン、○○町なんですが資料がまだ有りませんので明日でもいいですか?』
私 『...いいですよ、けどよかったら、うちのお客様に紹介したいんで謄本と間取図頂ければ当社で資料作りますよ。』
シュッとした営業マン 『分かりましたお送りします。』
私的にはこの時点で既に...この営業マン大丈夫かぁー... なんですが...
そのうち謄本と間取り図が送られてきました...間取図はフリーハンドで窓位置も不明... しかも、謄本見てみると土地建物共に
譲渡担保の設定がありました。。。譲渡担保... 説明すると長くなりますので大雑把ですが簡単にいうとこうです、譲渡担保が設定
されたまま所有者から売買によって第三者に所有権が移ったとします、その後に譲渡担保を設定している債権者が譲渡担保を行使
すると、その前に所有権移転している第三者はその不動産を自由に利用出来なくなってしまいます。(まぁこんな事にならない様にち
ゃんと司法書士さんが登記手続きしてくれますので安心ですが不動産屋として知っておくべきです。)私の経験上ですが、通常の生
活の中で譲渡担保が出て来ること事態ありません、悪意のある金融業者が絡んでいる物件などによくある登記です。この譲渡担保
を抹消する方法としては、所有者から債権者に譲渡担保による所有権移転登記をしてからその登記を抹消して前所有者と売買を行
い買主に所有権移転をする方法が一般的ですが、この営業マンさんはそこまで理解されているのでしょうか?してないはずです、
なぜなら送られてきた登記記録は事前に取得した登記記録ではなく日付と日時(PCで取得すると時間まで入ります)を見てみると...
FAX送信の10分前の時刻なんです... その後に電話で確認するも案の定、譲渡担保が設定されていることはご存知無いとのことで
した、こんな状況ですから譲渡担保の意味もご存知かどうか怪しいところです、聞くと営業マンさんを責める事になるのでそっとしてお
きました。。。ほどなくして、譲渡担保問題も解決する事が分かって物件見学の運びとなりました、約束の日時...通常なら、売り側
仲介業者で当日現場に鍵を持参する場合、最低でも約束に時間までに物件の雨戸を空けて換気して電気を灯けてお客様を待つ、
これ業界の常識。営業マンさん...電話の1本も無く10分の遅刻で…尚且つ持ってきた鍵が違う… そこから15分待って、やっと案内
しても…そんな感じの営業マンさんですからお客様からの質問も何一つ答えられない... しかも、控えようともしない...
こんな事に腹を立てる私は器が小さいのでしょうか?腹を立てずに、地元不動産業者の活性化の為にも他社の営業マンであろうが
指導した方が良いのでしょうか???
こんな感じの営業マンさんて最近少なくはなりましたがまだまだ居ますョ!! 大手でももちろん居ます。。。
いかりや長介ばりに『ダメだコリャ』ですよ。。。
お客様は、不動産屋さんはみんなプロという意識で来店されていると思います、それでなくても不動産屋のイメージって「怖い」とか
「しつこい営業されるとか」、「買うまで帰れん」ってマイナスイメージですし、ましてや来店前にスキルが高いとか低いなんて分かりま
せん。だから大手に行かれるんだと思います、テレビで見たとか親会社が上場しているからとか、そりゃそうです見た事もない聞いた
事もない様なところより安心して入れますもんね。この流れを変える為にも地元業者が頑張らないといけませんし、信頼を勝ち取る為
に広く周知してもらう必要があります。そうしないと一般の消費者が迷惑を被る可能性がありますから... 各個々の業者が個人の
お客様に自社の能力や安全性をアピールするのも限界があると思いますので各地元業者のスキルアップが本当に急務なんです。
勿論、私も研鑽の毎日です。。。