昔の苦い思い出。。。
2014年11月20日
昔の苦い思い出。。。
ヤフーニュース見てましたら、加古川市で全市職員（嘱託や臨時職員除く）1854人の給与明細データを214人の職員に誤送信し
たとか... 送信の20分後に誤りに気付きファイルを開ける事なく削除するように求めたとか... あっちゃーですよね、これ見んと削除
できます？？？見てまいますよねぇ... 市職員というと市役所にお勤めの人、市立の小中学校の先生や福祉士や保育士さん、市立病院
の職員さんや看護師さん、医師（？）、たしか消防士さんも市職員です。下世話な話... 危険と隣り合わせで24時間勤務体制と聞く
消防士さんの給与ってどれくらいなんでしょうか、見てみたい気がします。。。今日は、中古物件の調査に出てまして現地で昔々の
思い出が蘇り、自分の不甲斐なさに悔し涙が出そうになりました、そんなお話です．．．
それは今から16年くらい前... 不動産仲介業も2年目くらいで順調とはいかずとも一生懸命やってました、中古物件の決済引渡しも
終りお客様も引越しをされました、数日後お客様から電話をもらいました 『小川さん、（省略） なのですぐ来てもらえますか』 。。。
トラブル発生。敷地内地中残存物があったんです、残存物は合併処理浄化槽でした。状況はこうです、お客様は購入後に外構工事
でガレージの土間打ちとカーポートの設置をされてました、すると土間打ちされてた業者さんが地中に違和感を感じて深めに掘り返
すと、合併処理浄化槽が見つかった、とこういう状況です。そのまま埋めてしまったりはたまに見かけます、しかしその現場は、地上
に出るコンクリート部分を斫り器用に本体の上部を切り取り内部に砂を詰め込んでました。ある意味感心した記憶があります、そこま
でやるなら撤去してまえよって感じです。。。その家の汚水雑排水は公共下水道に接続されていますので使用に問題が無いのは、
不幸中の幸いでしたが利用していない浄化槽が敷地に埋まっているのは、気持ちの良いものではありません。当然の如く買主さん
は撤去してほしいとのこと、当然です。瑕疵担保免責での契約、売主さんもこの物件を中古で購入していてこの事実は知りませんで
した、その前の所有者さんがこの工事をされている様子です。当時の事情や解決の手掛かりがないか又、何か聞けないかと思い今
回の売主さんが購入された時の重要事項説明を拝見し仲介業者を見てみると既に倒産している会社でした... けど、明らかに私の
調査ミスです、浄化槽が埋まっているかもしれないと考え掘り返して確認していればこの事実は発見できました。例えば、買主さん
が浄化槽撤去と損害賠償を求める裁判を起した場合... 現地調査を怠った仲介業者の責任となります、当然です。
すぐさま店長に相談すると... 『そんなん自分の責任や自分で処理してこいョ!!』 当然と言うかこれが当たり前なのが不動産屋の世
界です。かと言って、買主さんに 『これは仲介業者の責任です、なので上司と相談しました。しかし会社が費用負担して撤去する事
が出来ませんのでお客様で撤去して下さい。』 そんなん口が裂けても言えません。。。それでなくてもガレージ工事は止まり、これか
ら雪の季節にもなりカーポートも要ります。一刻でも早く仲介業者の責任として問題解決しなくてはいけません、なので土木工事を自
営してる同級生に電話してとりあえず見積もりです、友達ってありがたいですねすぐ来てくれました、事情も説明し自腹でこの工事を
しなければいけないことを話すと原価でこの仕事を受けてくれました、撤去も終り問題解決です。後日上司から浄化槽の件をどう処
理したか聞かれてそのまま話すると... 『それ一番アカン解決方法や、そんなんやったら誰でも解決できるやんか!!』 でした。気にな
りますその解決方法... けどしかしその解決方法は、売主さんや買主さん、撤去の業者さんに迷惑がかかる解決方法です、自分の
ミスを棚に上げそんな事は出来ません、それは一番やったらアカン事です。けどしかし、この上司には良い意味で鍛えてもらいました
し、だから今があるんやとも思っています。。。有難うございました。
