字名から分かる事。。。

2014年12月26日

字名から分かる事。。。

 

クリスマスも過ぎまして年の瀬で大晦日モードに入りました、ほどなくするとお正月です。。。多くの企業さんでは今日が仕事納めで1月4日まで休みの9連休って感じでしょうか?スマイルコンサルタントは気忙しい時期ですがまだまだ今年を終わらす訳にはいきませんのでラストスパートで頑張ってます。明日明後日も勿論営業中ですョ!! 今日は土地の地盤に関するこんなお話...

 

今も昔もですが、お客様からやハウスメーカー営業マンさんからの質問に地盤の事について聞かれることが多くあります。調査の結果次第では改良工事に費用がかかりますので資金計画的にも重要な要素です。昔々はそこまで気にされる方はおられませんでしたが、平成11年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の制定により住宅の主要構造部分である柱や梁、基礎や屋根等々の瑕疵担保責任が義務付けられましたので保証をする為に地盤調査を行い必要に応じて改良工事を行う事となりました。調査方法も様々で、スウェーデン式サウンディング調査やボーリング調査、表面波探査法等があります。工事の方法も様々で、表層改良工事(30万円から50万円)、柱状改良工事(50万円から100万円)、鋼管杭工事(80万円から150万円)価格も目安ですが様々です。

 

地盤改良工事が要不要により資金計画が0から場合によっては150万円も変わってくるとなると大変ですよね。同じ分譲地内でも隣同士の調査結果が違うとか... 調査方法や調査会社によっても結果は様々です。最近では複数の調査会社に依頼してデータを取られるお客様もおられます。そこでその土地が昔々はどんな利用をされていたかの手掛かりがあれば地盤の良し悪しのヒントになるかもしれません。そのヒントとなるのが字(あざ)名です小字(こあざ)とも言います、普段の生活の中では字名は使用しませんので馴染みはありませんが... ○○市○○町の後にくるのが字名です、その後に地番(番地)がつきます。主に不動産取引の時に使うくらいで登記簿謄本等で確認することが出来ますし不動産会社担当者に聞けば答えてくれます。軟弱な地盤で考えられる事は水を含んでいる為と考えれますので、その字名に使われている漢字にヒントがある場合が多いんです。例えば『田』が入っていると、昔々は田んぼとして利用されていたと考えられます、『川』や『河』は元々川だったり近隣に川があることが考えられます。又、『谷』とか『根』がつくと湿地に関係していますし、『鶴』『鵜』『蓮』『葦』なんかは水辺の動物や植物が関連してますので近くに海や湖とか沼や池なんかがある、もしくはあったと考えられます。さんずい偏の漢字や水に関連する漢字『船』『橋』『掘』『堤』『浦』も水を連想させますよね。

 

水にかかわる字名であれば軟弱地盤かもと心配し過ぎることはありませんが目安となると考えられますよね、参考にしてみて下さい。そして字名つながりでもう一つ... 字名に『没』『逝』『滅』『冥』『焼』等々死を連想させる漢字が入っている事が稀にあります、こんな場合は地盤云々ではありませんのでお気を付け下さい、昔々その場所には... 私も不動産屋歴20数年です過去に字名が『首切』とか『首無』というのを見たことがあります...人一倍怖がりなのでこの辺にしときます。。。