あの日から20年。。。

2015年01月17日

あの日から20年。。。

 

当時、私は23歳でした。建売の会社に入社して約1年で米原市(当時は山東町)の現場で毎日毎日現場待機の日々でした、この日前後は大雪で雪かきが仕事の毎日だったと記憶しています... その日の朝、揺れで目をさましました当時は長浜の実家暮らし、長浜でも数秒間でしたが激しい揺れでした『結構きつい地震やったなぁ』と思い支度を整え出勤、出社してついてるテレビに目をやると...倒れた阪神高速、倒壊した建物に火の海状態の街や液状化現象、3分の1が高速道路から落ちてる観光バス。。。えっーなんじゃこれっ。車で2時間もかからんところでの衝撃映像の数々でした、報道される度に犠牲者の数が100人単位で増えていきました。あれから20年、昨年は2回ほど仕事で神戸に行きましたが今では震災の爪痕を感じられるところは殆どありません。

 

『何をもって復興というのでしょうか?』ライフラインや公共施設の修復、被災者の住居や仕事の安定供給だけではありません、物は地震の前に戻すことは出来ますが人を戻すことは出来ません。辛く悲しい思いをされた人はたくさんおられました、大勢の方が『なんで地震なんか起こんねんっ!!』 『地震なんか起こらんかったらよかったのに...』と思われたと思います。その気持ちが変わることも癒えることも絶対にありません、当然です。そして、その経験と教訓は次の世代に受け継がれ社会基盤であったり防災対策に役立てられています。あの日から20年が経過した今では地震が起こったことにより人のつながりや街や物に対する考え方や想いが一層強くなった方もおられると思います、皮肉にもあの地震に教えられたことも有ったのかもしれません...

 

最後になりましたが、阪神淡路大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。