全国平均13.3% 滋賀平均13.4%

2015年03月23日

全国平均13.3% 滋賀平均13.4%

 

先週末土日は最高気温も20℃超えをしてまして九州では桜開花のニュースが流れてました。しかし今日は朝から雨で気温も一桁で肌寒い一日です 『寒暖差アレルギー』 には要注意です。

 

そして表題の件、これは空家率を表しています、滋賀は全国平均レベルではありますが滋賀県内を見てみますとベスト3は1位高島市23.8% 2位東近江市17.4% 3位彦根市16.7%です。ちなみに県内の空家率が低かった市町村は甲賀市と野洲市で9.4%でした。県内の3位は彦根でした… スマイルブログでも少子高齢核家族化に伴う空家問題を書いてはおりましたがこのランキングを知り彦根の空家率の高さには少々びっくりです。空家は雑草や樹木に不法投棄などで地域の景観を損なうだけでなく害虫の繁殖や倒壊のおそれ、不法侵入に放火など犯罪につながる危険性もあります。彦根市は空家対策として 『彦根市空家等に関する適正管理関する条例を昨年から定めていますがその条例が空家減少につながっているかと問われると... 間違いなくつながってません!! 

 

土地建物を相続して利用することなく空家状態でも税金はしっかりと課税されてきます、すると貸すか売るかを考えると思います貸す場合そのままの状態では借り手もなかなか見つかりません最低限のリフォームが必要です、見積もりを見てビックリ!! 次に考えるのが売ることではないでしょうか、相続を受けた物件であれば幼少期を過ごした思い出のつまった家です売ることに反対される家族や兄弟姉妹もおられるかもしれません、話がまとまって売ったとしても譲渡所得がかかってきます... また税金です。そんなこんなで空家状態が続くのも先記の様に不用心でもありますしご近所からクレームが出るかもしれません... そしたら次に考えるのが建物も古いし解体して駐車場にでもするか!! ここで注意が必要なのは、住居を解体して更地にしたら翌年の固定資産税都市計画税が上がります(居住用建物がある土地は税の軽減を受けているので厳密に言うと上がるのでは無く通常に戻ると言う方が正しいです)、建物は無くなりますので勿論建物の税金も無くなりますが土地だけを比較すると更地にしたらおよそ5倍から6倍になりますここでもまた税金です。これを知らずに建物を解体し翌年の固定資産税都市計画税の通知を見てビックリ!! って話もよく聞きます。これでは空家問題負のスパイラルです、おそらくですが適正管理の条例を作るよりも税制面の法整備のほうが空家問題の改善につながっていくと考えます。例えば、固定資産税は個人所有の居住に供した建物を解体した場合は居住用土地とみなして課税する。譲渡所得は個人の売却のみ期間限定で税率を下げる、ただ単に税率を下げると税収にも関わりますし逆に今でなくてもって考えてしまいますので期間限定です。不動産屋のおやじが不動産屋的立ち位置で不動産屋の為の空家問題を妄想してみました(-.-)