久しぶりに出会ってしまった早く読み終わ…

2015年06月16日

久しぶりに出会ってしまった早く読み終わりたい本...

 

いろんな本を読んでますと、稀にこの本読み終わりたくないと思いながら一気読みしてしまう本に出会います、こんな本に出会うと嬉しいですし知り合いに薦めたくもなります。そんな中、先日腹立たしくて早く読み終わりたいが為に一気読みした本に久しぶりに出会ってしまいました。書いた人の苦悩やジレンマやその裏側にあるものを理解しようとすれば理解できなくもありません。又、どの立ち位置でどの目線でこの本を読むかにもよって感想は変わってくると思いますがあえて少し書かさせてもらいます。その本は『絶歌』出版前に遺族から出版差し止め請求されているにもかかわらず出版されました、本を書くとお金が入るから書く人それを作ると儲かる出版社そして売る書店(販売を中止されている書店もあります)それを買う私も同罪か... まぁ読めば読むほどの嫌悪感と怒りや薄っぺらい反省のフレーズから読み取れる反省の無さに酷い内容と描写のオンパレード、マジでふざけ過ぎです。

 

書いたのは元少年A酒鬼薔薇聖斗、出版すれば遺族が傷つく事が分かっているのに自分のお金の為に書く少年A(本では遺族への賠償金を考えていないと読み取れる内容が書いてます)、遺族の感情を逆なでする事件後の描写の数々「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士を彷彿とさせる言い回しや表現をする勘違いぶりはアホ丸出しです、揚句に被害者の少年少女は実名で書き自分は元少年Aってふざけるな。そして、出所後の異常な行動まで書いている始末の悪さには怒りしか感じません。

 

日本の法律に則り罰を受けた少年Aであり、この少年Aの更生に携わった方々を否定する訳ではありませんが精神的にも性的にも異常者のこの人がが同じ過ちを繰り返してしまわないかが心配でなりません。

 

そして読み終わってから、この本を出版した意味とか意義ってなんなんでしょうか...ある意味考えさせられる一冊でした。