慌ただしくなってきました...

2015年07月25日

慌ただしくなってきました...

 

朝、目が覚めると遠くから聞こえるセミの音が心地よい感じですが... そのうち朝からの蒸し暑さで喧しく聞こえ出す時がもうそこまで来ています、日中の動きも含めて夏場の体調管理は確りとやっていきたいと思います。

 

新聞を始めニュースやメディアでも安保関連法案の動きが慌ただしくなってきました、参院で採決が取れなくても衆院を通過した今「60日ルール」で再可決し安保関連法案は成立です。安倍総理の野望でもある憲法9条の改正行い集団的自衛権行使を可能にする事が難しくなった今としては、安保関連法案を軸として集団的自衛権行使の限定容認を可能にする一時的な方向転換を諮った様にも感じます。難しい事は分りません高校一年の娘に聞かれたら辛うじて答えられる知識を大人として持っていないといけませんよね、今日はこの話を自分の考えも含めて書いてみたいと思います。

 

この安保関連法案はPKOの問題や様々ありますが最大の焦点は、自衛隊の海外任務範囲を拡大し集団的自衛権行使を限定的にも可能にすることです。この安保関連法案自体を憲法違反とする憲法学者や大学教授が多数おられるとテレビや新聞で取り沙汰されました、朝日新聞では『安保法案アンケート憲法学者ら122人回答「違憲」104人「合憲」2人』の記事、この記事は賛否意見がありましたが憲法学者は憲法違反との見解が大多数です。ここで理解しておく必要があるのが日本国憲法第9条です。

 

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

これだけを読めば集団的自衛権の行使が合憲であるとは到底理解できませんし、自衛隊の存在自体が違憲であるかのようにも読み取れます、しかし原点をたどればこの第九条があったからこそ今があるのは紛れもない事実です、日本国民にとっては大変にありがたい条文な訳です、この日本国憲法はGHQの最高司令官マッカーサー元帥が原案を作り吉田茂が取りまとめて創られました。けど、この条文がつくられた背景には... 敗戦後の日本は焼け野原の中です、再起して戦争をする意欲や能力も無い状況下の中でこの憲法第9条をアメリカから押し付けられても抵抗できる状態では無かったことが今となっては功を奏しているともいえる訳です、

 

事実今でも勝戦国のアメリカは戦地に若者を送り込み命が失われていますが戦後日本では戦争により若者が命を失う事はありません。ある意味、敗戦国となった日本は皮肉にも日本の財産ともいえるべき憲法第9条を手に入れる事が出来ました。なんでマッカーサー元帥は憲法第9条を盛り込んだのでしょうか... 第二次世界大戦旧日本軍は強かったからだそうです、アメリカ以外の国全てを敵に回しても日本は勝っていたからです、アメリカが参戦し日本は敗戦国となりました、そんな思いが日本への恐怖心となり二度と戦争が出来ない国にした、これが憲法第9条の根源だそうです。戦争により多くの犠牲者が出ました、その犠牲の上に憲法第9条がある訳です。その後、敗戦国日本はどん底の中から這い上がり戦後の経済発展があり現在で世界有数の経済大国です。

 

だから憲法第9条は守るべきという主張はその通りだと思います、けどしかし70年経過した今では時代背景が大きく変わりました、戦後の焼け野原とは違い世界有数の経済大国となった今では不都合があるのも当然といえば当然です、時代の流れや変化ではなく今の時代に合わなくなってくれば改憲も致し方なしだと私は考えています。私は集団的自衛権行使はどちらかというと賛成です、賛成ですがまだまだ議論が出し尽くされていません、安倍総理の野望が先行している感は否めませんが安保関連法案は成立の方向へ一直線です。

 

甲子園滋賀大会予選、今日準々決勝は北大津、八商が共に敗れました、ベスト4は比叡山、野洲、近江、米原です近江が有利か?