人生いろいろ...

2015年12月05日

人生いろいろ...

 

おはようございます。カウントダウンにはまだ早いですが12月も既に5日です、不動産業営業職には魔の12月ですが... 業者の皆様出足はいかがですか???

 

そして昨晩のニュースを見てますと、今年ノーベル賞を受賞された物理学賞の梶田教授と生理医学賞の大村栄誉教授が12月10日の授賞式に向けてストックホルムに出発されたニュースが流れてました。これを見て思い出したのが去年のこんな話... 1962年にノーベル生理医学賞を受賞したアメリカのジェームス・ワトソン博士が生活費や研究費を捻出する為にノーベル賞受賞メダルをニューヨークでオークションにかけました。そして、そのメダルは日本円で約5億7千万円で落札されました、落札したのはロシアの富豪アルシェル・ウスマノフ氏。そのウスマノフ氏の話、『ワトソン博士の功績は、父親の死因でもある癌の研究に大きく寄与した。お金は研究に役立ててほしい、そして受賞メダルはそれにふさわしい人が持つべきだ。』 と言いました、受賞メダルはワトソン博士に返却しもちろん返金も求めない事を発表しました、素敵な事実の物語です。。。けどしかし、ここで疑問です???ノーベル賞を受賞するくらい名誉な人が何故生活に困窮し研究費が出ないのか?研究費は大学や企業が支援をするでしょうし、生活費もノーベル賞受賞者として要職に付いていれば給与もあるし付いてなくても講演依頼等々いくらでもあると思うのですが...ワトソン博士は1961年にDNA二重らせんを発見し翌年ノーベル賞を受賞しました。その後、この発見の延長線上には遺伝子により人間の知能に差がある事を証明するとして『アフリカの人々の知能は私たちと同じという前提で社会政策がつくられているが、すべての知能テストがそうではない。』と人種差別的発言をします、それと同時にワトソン博士は二重らせん発見の研究に携わった人達の人間関係に関する暴露本を出版します。この発言後、所属していた研究所の会長職を解かれ支援企業も離れていき講演会も依頼はありません。まさに栄光と転落を味わった後にウスマノフ氏のこの話です。人生いろいろです、ワトソン博士今年もオークション出品するんとちゃうやろか(-“-)