『土地』という商品

2017年05月31日

おはようございます。5月も末日となりました、もっと忙しくしたいスマイルコンサルタントです。この月末は段取り良く仕事が進みましたので6月の準備もしっかりと出来ました、6月の土地探しに家探しもスマイルコンサルタントを宜しくお願い致します。

 

我々不動産屋が取り扱う商品の一つに土地があります、建物の様に経年による劣化もありませんし機械の様に減価償却もしません食品の様に腐る事も勿論ありません、土地はそんな性質を持ち合わせています。土地を所有する事により自宅も建てられますし自宅以外の土地を所有し活用する事により地代や家賃という収入が発生します、10年貸せば10年分の地代や家賃が入ります2030年でも同じです。賃借人の問題や善し悪しもありますが基本的には貸せば収入につながります(確実な収益につながるかは別です)土地は財産なんです。

土地の取引をする時に重要な要素の一つとして境界確定協議があります、文字通り土地の境界線の確定をする為にお隣同士や場合によっては市町村や自治会長等々関係者が集まり協議をします。境界杭や境界プレートがあれば特に問題無く進みますがその場所にお住まいじゃない所有者さんであれば稀にお隣さん同士でもめることがあります『亡くなったお爺ちゃんがここやて言うてた』『違うでうちの親父はここや言うてた』てな具合です... 言い換えれば領地の奪い合いです、尖閣諸島や竹島問題に相通じるところがあるかも知れません。

そして、最近多いのが平成27年より相続増税が始まった関係で相続相談も増えてきました、相続というと預貯金や絵画宝石に車そして不動産です。それまで仲の良かった親子や兄弟姉妹が遺産や土地を巡って骨肉の争いが始まる場合があります。怖いね...

 

経年劣化もしないし減価償却も消費もしない土地ですが土地を所有する事により境界確定や相続で様々な問題に直面します、問題の原因にもなっている訳です、我々不動産屋はこれを常に意識して将来起こるかもしれないトラブルを未然に防止する事も不動産屋の使命として土地取引に臨んでいます。