あらら!言っちゃった...

2017年10月13日

ここ最近ニュースや新聞を賑わすのは『神戸製鋼所品質データ改ざん』の問題です、取引先は500社にも及び自動車メーカーをはじめ航空機や鉄道関係や原発の原子炉に使用している部品もあるとのこと、大事故を引き起こしかねない納入先ばかりです。

主力商品の鉄鋼関連に関してはデータ改ざんは無かったとしてましたが... それもウソだったようです。今日、夕方のニュースを見てますと会長兼社長さんが記者会見されてました「隠していた訳ではない」と釈明、ここだけを切り取ってピックアップすると、この手の会見で一番口にしたらアカン発言となりますので発言の前後や記者の質問等々をよくよく聞いてますと、役員会でも取り上げて法令違反ではないと判断したので即時公表はしなかった。???とか監査や自主点検では見つかっていなかった。とのこと... なるほど、当初から隠蔽してしまうつもりやったから「隠していた訳ではない」との発言になったんか?これやったら最低な会社やね。

けどしかし、これだけの会社であれば危機管理部門も確立してるでしょうし危機管理の専門家を雇い入れ記者会見の対策とか謝罪や陳謝の仕方もあらかじめ質疑応答の予測や練習もするはずですけど... 見る限りではやって無さそうですよね...

 

この手の会見を見ると20年くらい前でしょうか山一證券が破たんした時の社長の会見を思い出します、社長が泣きながら『私らが全部悪いんです、社員は悪くありません』と言いました。これが善し悪しとか美徳や偽善とか何も思いませんが、この手の会見を見る度に思い出すシーンです。